少し前、日本は、命よりも大切なものがある国だった。
だから、腹も切った。
己の命よりも、己の気位の高さや生き方を重んじた時代があった。
私は、必ずしもそれがいいとは思わない。
それでも今、やたらと声高に「命」を連呼する世の中を見せられると、かえってその薄っぺらさに辟易としてしまい、長さではなく質や中身を問うた昔の人の姿が凛々しく思えてしまう。
私は、長生きなんかしたくない。と、(今のところ)思っている。
そうは言っても、死に直面すると怖れおののくのかもしれない。
それでも。
私は、腹をくくって死んでいきたいと思う。
かましていい?
私、明日死んでも満足して死ねる。
(^▽^)