Cocoだけの話。

日々思うこと。

2019.6からワラーチで走っています。 読書は、百年文庫読破🎉 次はチャールズ・ディケンズをまとめ読みする予定。

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「世にも危険な医療の世界史」

2019年4月に日本訳が出版された本。

 

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科学は、このような試行錯誤や、間違った知識・盲信・幻想を乗り越えて、徐々に進歩してきたのだな、と思った。
現代人が読むと、実に愚かで非科学的すぎて笑ってしまう。

 

 

それでも、結局「今」の人たちも同じ。
昨今の567騒動・枠珍騒動は、いつかこの本の続編に取り上げられることだろう。
人間は、いつまでたっても愚かで感情的で、近視的で、妄想にとりつかれたら逃れにくい滑稽な生き物なのだろう、と思う。

 

 

痛々しくてぞっとする恐ろしい話もつまっている。
ロボトミーについては、以前も別の本で調べたことがある。
何度読んでも、恐ろしい。
この内容を知っているだけでも、「ノーベル賞」というものを少し冷めた目で見ることができる気がする。
ノーベル賞の言うことは信じる」などと言い、外でもマスクをするという恥ずかしいことは、回避できる。

 

 

ラソン中に水を飲まない「脂抜き走法」というものがあったらしい。
気温30度台で水を飲まずにフルマラソンとは、命知らずだと思う。
1904年オリンピックマラソンは、非常に爆笑物のエピソードが満載なので、またじっくり調べるのも楽しいかもしれないな、と思った。

 

 

よく調べて書かれている本だった。

面白かった。